PTQアヴァシンの帰還 in 松山に参加した
2012年1月22日 パイオニア・モダン・レガシー個人的に心待ちにしたモダンの大会です。
参加人数は29人で5回戦+TOP8で決勝の形式です。1名がPTアヴァシンの帰還(バレンシア)への権利を得ます。
使ったデッキは以下の通り。
『モダンジャンド続唱』
<メインボード>
4《森/Forest》
2《沼/Swamp》
2《山/Mountain》
1《島/Island》
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》
2《踏み鳴らされる地/Stomping Ground(GPT)》
2《草むした墓/Overgrown Tomb(RAV)》
1《血の墓所/Blood Crypt(DIS)》
2《樹上の村/Treetop Village(10E)》
1《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit(WWK)》
1《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》
2《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》
4《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder(CHK)》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》
2《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》
2《永遠の証人/Eternal Witness(5DN)》
1《裏切り者グリッサ/Glissa, the Traitor(MBS)》
4《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》
1《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll(MBS)》
1《オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voltaren(ISD)》
4《稲妻/Lightning Bolt(M10)》
4《隆盛+下落/Rise/Fall(DIS)》
3《大渦の脈動/Maelstrom Pulse(ARB)》
2《瀝青破/Bituminous Blast(ARB)》
1《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》
1《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice(DST)》
1《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》
1《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker(LRW)》
<サイドボード>
4《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
1《大渦の脈動/Maelstrom Pulse(ARB)》
1《ジャンドの魔除け/Jund Charm(ALA)》
2《死の印/Deathmark(M12)》
1《古えの遺恨/Ancient Grudge(ISD)》
1《外科的摘出/Surgical Extraction(NPH)》
2《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》
1《光と影の剣/Sword of Light and Shadow(DST)》
1《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind(SOM)》
1《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace(NPH)》
アドバンテージ重視の続唱ビート。《隆盛+下落/Rise/Fall(DIS)》が個人的キモ。サイド含めて剣5本完備してるのはメタが読めないからだったりします。何が流行ってるのかも地域差が激しくて他地域のメタが参考にならないっす。
モダンは色んなデッキがいるので実に楽しみだ。以下レポート。
1回戦 VS 青白ウルザトロン
1戦目、先手ながら1マリガン。除去構える序盤を想定してたら、トロン置かれて印鑑置かれる展開で除去腐る。もたついたらトロン相手には勝てませんな。《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn(ROE)》にたどり着かれて負け。
2戦目、普通に長老からマナ伸ばし、囲いと下落で手札落としつつタルモ(5/6)×2でビート。墓地の《けちな贈り物/Gifts Ungiven(CHK)》を《有毒の蘇生/Noxious Revival(NPH)》で戻そうとするのを《外科的摘出/Surgical Extraction(NPH)》でリムーブしたり、《悪斬の天使/Baneslayer Angel(M11)》を《大渦の脈動/Maelstrom Pulse(ARB)》で除去したりして勝利。
3戦目、長老×2からマナブーストし、《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》を《永遠の証人/Eternal Witness(5DN)》で使い回して、印鑑と《世界のるつぼ/Crucible of Worlds(10E)》を《古えの遺恨/Ancient Grudge(ISD)》で割り、墓地を血編みでめくれた《ジャンドの魔除け/Jund Charm(ALA)》でリムーブしたりと良い回りで攻め、《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》引いて殴って勝利。
2回戦 VS 赤白上陸ビートダウン
1戦目、《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx(ZEN)》出されてデッキ判明。以下序盤でもたつく間に《ボロスの駐屯地/Boros Garrison(RAV)》やらで上陸されまくり《稲妻のらせん/Lightning Helix(RAV)》×2を本体に打ち込まれて負け。
2戦目、序盤から《死の印/Deathmark(M12)》×2とかでしのぎまくり《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace(NPH)》置いていけるかと思いきや《運命の大立者/Figure of Destiny(EVE)》が最終段階まで成長して空から殴られて負け。
3戦目 VS 赤白上陸ビートダウン
1戦目、またも上陸されまくりフルボッコで負け。ちょっと序盤でもたつくと死にますな。
2戦目、《死の印/Deathmark(M12)》×2で序盤をしのぎ、長老で土地を並べて場を整えていく。ブロックできる長老はこういう時役に立つ。《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》+《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace(NPH)》が完成して勝利。
3戦目、ネコを死の印する立ち上がり。以下、押して押し返しての繰り返しで互いのライフが激しく削られていくも、らせん1発分相手が有利。互いのライフ1というギリギリの状況で場は押されていて負けそうだったが、《隆盛+下落/Rise/Fall(DIS)》引いて隆盛で墓地から《永遠の証人/Eternal Witness(5DN)》拾って証人出して《稲妻/Lightning Bolt(M11)》拾って本体に打ち込んでギリ勝利。
4回戦 VS エルフ(タッチ白、赤)
1戦目、序盤からエルフ出されまくって押され気味。膠着状態に持ち込んだが《エルフのチャンピオン/Elvish Champion(9ED)》出てきて血の気引く。森渡りで一気にライフ4まで押し込まれ、トップデッキで《稲妻/Lightning Bolt(M11)》でチャンピオン除去。何とか耐えて《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》が忠誠心6まで来た時に《威厳の魔力/Regal Force(EVE)》で8ドローされて冷や汗かくもマナが足りずに《背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader(SOM)》オーバーランされずに済む。返しでリリアナ最終奥義。場に残ったエズーリを隆盛→証人→稲妻の流れで除去して押し返して勝利。
2戦目、土地2枚、《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder(CHK)》、《オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voltaren(ISD)》の初手見てGO!オリヴィアの射殺モードで完勝でした。
この時点で10点3人、9点ラインは混戦。8点、7点もいたのでガチることにした。
5回戦 VS 赤単
1戦目、いきなり《裂け目の稲妻/Rift Bolt(TSP)》待機されてやべえええ。火力中心の赤単相手はかな~り厳しい。とりあえず手札破壊優先で下落を連打するが1枚×2回落とせただけで《炎の投げ槍/Flame Javelin(SHM)》を本体に連打されて《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental(CON)》に殴られて負け。
2戦目、下落撃っても土地2枚めくれるとか運も相手の味方か。《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll(MBS)》出して耐えれるかと思いきや《火山の流弾/Volcanic Fallout(CON)》×2で除去されて《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental(CON)》走ってくる。ライフやばくなったので証人で《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》を拾ったのだが返しで《稲妻/Lightning Bolt(M11)》×2を撃ち込まれて負け。結果論だが《隆盛+下落/Rise/Fall(DIS)》拾って撃ってれば生き延びられた。自分のライフばかり気にしてた判断ミスですな。
結果、10位でTOP8には残れず。
で、5位~8位までが10点で9位以下が9点だった。う~ん、結果論だが5回戦IDの方が可能性高かったか。残念。
----------------------------------------------------------------------------
さて、TOP8のデッキは以下のとおり。(敬称略)
1位 ワダ(赤単)
2位 ヤマモト(白ウィニータッチ青)
3位 オオモリ(赤青ストーム)
4位 アカイケ(赤青緑グッドスタッフ)
5位 ナカムラ(赤白上陸ビートダウン)
6位 シミズ(青白ウルザトロン)
7位 ナカノ(青白カウブレード)
8位 イシイ(赤青緑グッドスタッフ)
中々にバラエティーに富んだ面々。ビートもコントロールもコンボもいる。モダンは楽しい環境である。だが残念なことに四国組は全滅で全員遠征組である。
さて、1位VS8位、2位VS7位、3位VS6位、4位VS5位で準々決勝。
ワダ(赤単) 2-1 イシイ(赤青緑グッドスタッフ)
ヤマモト(白ウィニータッチ青) 1-2 ナカノ(青白カウブレード)
オオモリ(赤青ストーム) 1-2 シミズ(青白ウルザトロン)
アカイケ(赤青緑グッドスタッフ) 2-1 ナカムラ(赤白上陸ビートダウン)
いずれも3本目にもつれ込む熱い勝負でした。そして準決勝は以下のとおり。
ワダ(赤単) 2-0 アカイケ(赤青緑グッドスタッフ)
ナカノ(青白カウブレード) 0-2 シミズ(青白ウルザトロン)
うって変わってストレート決着。ただし、準々決勝から青白同士の戦いは凄く長く、ワダさんは1時間近く待たされることに。これが決勝に影響あるや否や?
決勝
ワダ(赤単) VS シミズ(青白ウルザトロン)
1戦目、先攻はダイスロールの結果、赤単が取り、互いにマリガンはなし。まずは《裂け目の稲妻/Rift Bolt(TSP)》待機からスタート。対するトロン側は平地置いてエンド。アップキープに本体3点から《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental(CON)》を走らせるも、これは《流刑への道/Path to Exile(CON)》でリムーブされる。続く《ボール・ライトニング/Ball Lightning(M10)》も流刑され、更なる《ボール・ライトニング/Ball Lightning(M10)》も《差し戻し/Remand(RAV)》されるなど、序盤の勢いを削がれる赤単。しかしトロン側も再度のボーライを《卑下/Condescend(5DN)》するところで応手が尽き、続く《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental(CON)》《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer(M12)》と展開されての《炎の投げ槍/Flame Javelin(SHM)》で17点のライフは7点まで減る。が、ここでトロン側は《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》を場に出して牽制し、続くターンに攻撃。赤単側はこれを溶岩使いでブロックしつつ自身を焼いてライフゲインを防ぎ、本体に《稲妻/Lightning Bolt(M11)》を打ち込んでトロンのライフは4へ。だが赤単の手もここで尽き、攻守逆転。《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》の攻撃によるライフゲインを防げず18点回復された時点で赤単が投了。
2戦目、赤単は《ゴブリンの先達/Goblin Guide(ZEN)》で殴るスタート。続いて《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental(CON)》と殴ってトロン側は13点まで押し込まれる。続いて蘇生の火花は流刑でかわすも、先達に殴られライフは11へ。先達2体目を流刑したりしてトロン側は耐えるが《炎の投げ槍/Flame Javelin(SHM)》打ち込み+《裂け目の稲妻/Rift Bolt(TSP)》待機でトロン側はピンチ。これを《機を見た援軍/Timely Reinforcements(M12)》で6点回復してしのぎに回るも、赤単は《ゴブリンの先達/Goblin Guide(ZEN)》《ケルドの匪賊/Keldon Marauders(PLC)》と並べて攻め立てて《炎の投げ槍/Flame Javelin(SHM)》を打ち込み、トロンのライフを削りきって1-1のタイに持ち込む。
3戦目、後攻の赤単が先達で殴る立ち上がり。返すトロンは印鑑を置いてターンを返す。2体目の先達を出し《ぐらつく峰/Teetering Peaks(ZEN)》でパンプして6点殴り、トロン側のライフは12へ。だが《機を見た援軍/Timely Reinforcements(M12)》でライフ18へ回復+3体のブロッカーを確保したトロン側は続く赤単側の攻勢を《差し戻し/Remand(RAV)》《卑下/Condescend(5DN)》《流刑への道/Path to Exile(CON)》《太陽の槍/Sunlance(PLC)》でひたすらしのいでいく。それでもじわじわとライフを削る赤単の前にライフは8まで減り、危険域に入ったかと思いきや2枚目の《機を見た援軍/Timely Reinforcements(M12)》でライフ14点+ブロッカー3体確保。この時にはトロンも揃いマナは充実するも決め手は引けない。《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》×2で反攻に出るが《炎の投げ槍/Flame Javelin(SHM)》と《焼却/Combust(M12)》で処理され、赤単側は《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer(M12)》×2でじわじわとライフを削る。転機はトロン側が引いた《ウギンの目/Eye of Ugin(WWK)》。赤単のエンドに《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》を引き込み、続くドローで《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》を引き、場の溶岩使いと先達を一気に除去。溶岩使いの最後っ屁でライフ6まで減ったトロン側であるが《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》を出して万全の場でエンド。一方の赤単はライフこそフェッチ3枚で減った17点だが場に土地しかなく手札もない。
勝負あったかと思いきや、ここから場は一気に緊迫する。
赤単はドロー後、何もせずターンを返す。トロン側はもちろん《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》で攻撃。そして赤単の手札から《粉々/Smash to Smithereens(SHM)》が放たれる。ざわめくギャラリーと長考に入るトロン側。ライフ6だがこれを通せば3になり、火力一発死圏内にライフが突入する。これ以前にも長考で注意を受けていたため、ジャッジが警告を宣言。そして、トロン側は自分の《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》を《流刑への道/Path to Exile(CON)》することを決断し、ライフは6のまま攻め手を失ってエンド。
帰ってきたターンで赤単がドローしたのは《稲妻/Lightning Bolt(M11)》!もちろん即本体へ打ち込んでトロンのライフは6→3へ。先の決断が命を救ったトロン側はエンドに《ウギンの目/Eye of Ugin(WWK)》を起動するが手に入れたのは《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn(ROE)》ではなく《無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre(ROE)》。重すぎるエムラクールはサイドアウトしていたのだ。ウラモグは山を破壊し、場に残っていた《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》で殴るが、赤単のライフは17点→13点になっただけで勝負は次のターンまで決まらない。
再び帰ってきた赤単のターンに息を呑むギャラリー。ドローが火力だったら赤単の逆転勝利、それ以外ならトロン側の勝利である。
ここでトロンのシミズさんが一言。「カード叩きつけちゃって下さい。」
うなずくワダさん。そしてドローが叩きつけられる!
《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental(CON)》
ガッツポーズのシミズさん。がっくりのワダさん。
青白ウルザトロンのシミズさんがプロツアーへの権利を得ました。おめでとうございます。
ちなみにネクストドローが《裂け目の稲妻/Rift Bolt(TSP)》でした。正に紙一重ってところですな。決勝にふさわしい熱い勝負が見れて私も満足です。
やっぱりモダンは面白い!また参加したいな。開催自体なかなか無いのが厳しいけど。
参加人数は29人で5回戦+TOP8で決勝の形式です。1名がPTアヴァシンの帰還(バレンシア)への権利を得ます。
使ったデッキは以下の通り。
『モダンジャンド続唱』
<メインボード>
4《森/Forest》
2《沼/Swamp》
2《山/Mountain》
1《島/Island》
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》
2《踏み鳴らされる地/Stomping Ground(GPT)》
2《草むした墓/Overgrown Tomb(RAV)》
1《血の墓所/Blood Crypt(DIS)》
2《樹上の村/Treetop Village(10E)》
1《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit(WWK)》
1《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》
2《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》
4《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder(CHK)》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》
2《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》
2《永遠の証人/Eternal Witness(5DN)》
1《裏切り者グリッサ/Glissa, the Traitor(MBS)》
4《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》
1《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll(MBS)》
1《オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voltaren(ISD)》
4《稲妻/Lightning Bolt(M10)》
4《隆盛+下落/Rise/Fall(DIS)》
3《大渦の脈動/Maelstrom Pulse(ARB)》
2《瀝青破/Bituminous Blast(ARB)》
1《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》
1《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice(DST)》
1《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》
1《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker(LRW)》
<サイドボード>
4《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
1《大渦の脈動/Maelstrom Pulse(ARB)》
1《ジャンドの魔除け/Jund Charm(ALA)》
2《死の印/Deathmark(M12)》
1《古えの遺恨/Ancient Grudge(ISD)》
1《外科的摘出/Surgical Extraction(NPH)》
2《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》
1《光と影の剣/Sword of Light and Shadow(DST)》
1《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind(SOM)》
1《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace(NPH)》
アドバンテージ重視の続唱ビート。《隆盛+下落/Rise/Fall(DIS)》が個人的キモ。サイド含めて剣5本完備してるのはメタが読めないからだったりします。何が流行ってるのかも地域差が激しくて他地域のメタが参考にならないっす。
モダンは色んなデッキがいるので実に楽しみだ。以下レポート。
1回戦 VS 青白ウルザトロン
1戦目、先手ながら1マリガン。除去構える序盤を想定してたら、トロン置かれて印鑑置かれる展開で除去腐る。もたついたらトロン相手には勝てませんな。《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn(ROE)》にたどり着かれて負け。
2戦目、普通に長老からマナ伸ばし、囲いと下落で手札落としつつタルモ(5/6)×2でビート。墓地の《けちな贈り物/Gifts Ungiven(CHK)》を《有毒の蘇生/Noxious Revival(NPH)》で戻そうとするのを《外科的摘出/Surgical Extraction(NPH)》でリムーブしたり、《悪斬の天使/Baneslayer Angel(M11)》を《大渦の脈動/Maelstrom Pulse(ARB)》で除去したりして勝利。
3戦目、長老×2からマナブーストし、《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》を《永遠の証人/Eternal Witness(5DN)》で使い回して、印鑑と《世界のるつぼ/Crucible of Worlds(10E)》を《古えの遺恨/Ancient Grudge(ISD)》で割り、墓地を血編みでめくれた《ジャンドの魔除け/Jund Charm(ALA)》でリムーブしたりと良い回りで攻め、《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》引いて殴って勝利。
2回戦 VS 赤白上陸ビートダウン
1戦目、《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx(ZEN)》出されてデッキ判明。以下序盤でもたつく間に《ボロスの駐屯地/Boros Garrison(RAV)》やらで上陸されまくり《稲妻のらせん/Lightning Helix(RAV)》×2を本体に打ち込まれて負け。
2戦目、序盤から《死の印/Deathmark(M12)》×2とかでしのぎまくり《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace(NPH)》置いていけるかと思いきや《運命の大立者/Figure of Destiny(EVE)》が最終段階まで成長して空から殴られて負け。
3戦目 VS 赤白上陸ビートダウン
1戦目、またも上陸されまくりフルボッコで負け。ちょっと序盤でもたつくと死にますな。
2戦目、《死の印/Deathmark(M12)》×2で序盤をしのぎ、長老で土地を並べて場を整えていく。ブロックできる長老はこういう時役に立つ。《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》+《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace(NPH)》が完成して勝利。
3戦目、ネコを死の印する立ち上がり。以下、押して押し返しての繰り返しで互いのライフが激しく削られていくも、らせん1発分相手が有利。互いのライフ1というギリギリの状況で場は押されていて負けそうだったが、《隆盛+下落/Rise/Fall(DIS)》引いて隆盛で墓地から《永遠の証人/Eternal Witness(5DN)》拾って証人出して《稲妻/Lightning Bolt(M11)》拾って本体に打ち込んでギリ勝利。
4回戦 VS エルフ(タッチ白、赤)
1戦目、序盤からエルフ出されまくって押され気味。膠着状態に持ち込んだが《エルフのチャンピオン/Elvish Champion(9ED)》出てきて血の気引く。森渡りで一気にライフ4まで押し込まれ、トップデッキで《稲妻/Lightning Bolt(M11)》でチャンピオン除去。何とか耐えて《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》が忠誠心6まで来た時に《威厳の魔力/Regal Force(EVE)》で8ドローされて冷や汗かくもマナが足りずに《背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader(SOM)》オーバーランされずに済む。返しでリリアナ最終奥義。場に残ったエズーリを隆盛→証人→稲妻の流れで除去して押し返して勝利。
2戦目、土地2枚、《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder(CHK)》、《オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voltaren(ISD)》の初手見てGO!オリヴィアの射殺モードで完勝でした。
この時点で10点3人、9点ラインは混戦。8点、7点もいたのでガチることにした。
5回戦 VS 赤単
1戦目、いきなり《裂け目の稲妻/Rift Bolt(TSP)》待機されてやべえええ。火力中心の赤単相手はかな~り厳しい。とりあえず手札破壊優先で下落を連打するが1枚×2回落とせただけで《炎の投げ槍/Flame Javelin(SHM)》を本体に連打されて《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental(CON)》に殴られて負け。
2戦目、下落撃っても土地2枚めくれるとか運も相手の味方か。《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll(MBS)》出して耐えれるかと思いきや《火山の流弾/Volcanic Fallout(CON)》×2で除去されて《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental(CON)》走ってくる。ライフやばくなったので証人で《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》を拾ったのだが返しで《稲妻/Lightning Bolt(M11)》×2を撃ち込まれて負け。結果論だが《隆盛+下落/Rise/Fall(DIS)》拾って撃ってれば生き延びられた。自分のライフばかり気にしてた判断ミスですな。
結果、10位でTOP8には残れず。
で、5位~8位までが10点で9位以下が9点だった。う~ん、結果論だが5回戦IDの方が可能性高かったか。残念。
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さて、TOP8のデッキは以下のとおり。(敬称略)
1位 ワダ(赤単)
2位 ヤマモト(白ウィニータッチ青)
3位 オオモリ(赤青ストーム)
4位 アカイケ(赤青緑グッドスタッフ)
5位 ナカムラ(赤白上陸ビートダウン)
6位 シミズ(青白ウルザトロン)
7位 ナカノ(青白カウブレード)
8位 イシイ(赤青緑グッドスタッフ)
中々にバラエティーに富んだ面々。ビートもコントロールもコンボもいる。モダンは楽しい環境である。だが残念なことに四国組は全滅で全員遠征組である。
さて、1位VS8位、2位VS7位、3位VS6位、4位VS5位で準々決勝。
ワダ(赤単) 2-1 イシイ(赤青緑グッドスタッフ)
ヤマモト(白ウィニータッチ青) 1-2 ナカノ(青白カウブレード)
オオモリ(赤青ストーム) 1-2 シミズ(青白ウルザトロン)
アカイケ(赤青緑グッドスタッフ) 2-1 ナカムラ(赤白上陸ビートダウン)
いずれも3本目にもつれ込む熱い勝負でした。そして準決勝は以下のとおり。
ワダ(赤単) 2-0 アカイケ(赤青緑グッドスタッフ)
ナカノ(青白カウブレード) 0-2 シミズ(青白ウルザトロン)
うって変わってストレート決着。ただし、準々決勝から青白同士の戦いは凄く長く、ワダさんは1時間近く待たされることに。これが決勝に影響あるや否や?
決勝
ワダ(赤単) VS シミズ(青白ウルザトロン)
1戦目、先攻はダイスロールの結果、赤単が取り、互いにマリガンはなし。まずは《裂け目の稲妻/Rift Bolt(TSP)》待機からスタート。対するトロン側は平地置いてエンド。アップキープに本体3点から《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental(CON)》を走らせるも、これは《流刑への道/Path to Exile(CON)》でリムーブされる。続く《ボール・ライトニング/Ball Lightning(M10)》も流刑され、更なる《ボール・ライトニング/Ball Lightning(M10)》も《差し戻し/Remand(RAV)》されるなど、序盤の勢いを削がれる赤単。しかしトロン側も再度のボーライを《卑下/Condescend(5DN)》するところで応手が尽き、続く《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental(CON)》《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer(M12)》と展開されての《炎の投げ槍/Flame Javelin(SHM)》で17点のライフは7点まで減る。が、ここでトロン側は《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》を場に出して牽制し、続くターンに攻撃。赤単側はこれを溶岩使いでブロックしつつ自身を焼いてライフゲインを防ぎ、本体に《稲妻/Lightning Bolt(M11)》を打ち込んでトロンのライフは4へ。だが赤単の手もここで尽き、攻守逆転。《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》の攻撃によるライフゲインを防げず18点回復された時点で赤単が投了。
2戦目、赤単は《ゴブリンの先達/Goblin Guide(ZEN)》で殴るスタート。続いて《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental(CON)》と殴ってトロン側は13点まで押し込まれる。続いて蘇生の火花は流刑でかわすも、先達に殴られライフは11へ。先達2体目を流刑したりしてトロン側は耐えるが《炎の投げ槍/Flame Javelin(SHM)》打ち込み+《裂け目の稲妻/Rift Bolt(TSP)》待機でトロン側はピンチ。これを《機を見た援軍/Timely Reinforcements(M12)》で6点回復してしのぎに回るも、赤単は《ゴブリンの先達/Goblin Guide(ZEN)》《ケルドの匪賊/Keldon Marauders(PLC)》と並べて攻め立てて《炎の投げ槍/Flame Javelin(SHM)》を打ち込み、トロンのライフを削りきって1-1のタイに持ち込む。
3戦目、後攻の赤単が先達で殴る立ち上がり。返すトロンは印鑑を置いてターンを返す。2体目の先達を出し《ぐらつく峰/Teetering Peaks(ZEN)》でパンプして6点殴り、トロン側のライフは12へ。だが《機を見た援軍/Timely Reinforcements(M12)》でライフ18へ回復+3体のブロッカーを確保したトロン側は続く赤単側の攻勢を《差し戻し/Remand(RAV)》《卑下/Condescend(5DN)》《流刑への道/Path to Exile(CON)》《太陽の槍/Sunlance(PLC)》でひたすらしのいでいく。それでもじわじわとライフを削る赤単の前にライフは8まで減り、危険域に入ったかと思いきや2枚目の《機を見た援軍/Timely Reinforcements(M12)》でライフ14点+ブロッカー3体確保。この時にはトロンも揃いマナは充実するも決め手は引けない。《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》×2で反攻に出るが《炎の投げ槍/Flame Javelin(SHM)》と《焼却/Combust(M12)》で処理され、赤単側は《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer(M12)》×2でじわじわとライフを削る。転機はトロン側が引いた《ウギンの目/Eye of Ugin(WWK)》。赤単のエンドに《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》を引き込み、続くドローで《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》を引き、場の溶岩使いと先達を一気に除去。溶岩使いの最後っ屁でライフ6まで減ったトロン側であるが《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》を出して万全の場でエンド。一方の赤単はライフこそフェッチ3枚で減った17点だが場に土地しかなく手札もない。
勝負あったかと思いきや、ここから場は一気に緊迫する。
赤単はドロー後、何もせずターンを返す。トロン側はもちろん《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》で攻撃。そして赤単の手札から《粉々/Smash to Smithereens(SHM)》が放たれる。ざわめくギャラリーと長考に入るトロン側。ライフ6だがこれを通せば3になり、火力一発死圏内にライフが突入する。これ以前にも長考で注意を受けていたため、ジャッジが警告を宣言。そして、トロン側は自分の《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》を《流刑への道/Path to Exile(CON)》することを決断し、ライフは6のまま攻め手を失ってエンド。
帰ってきたターンで赤単がドローしたのは《稲妻/Lightning Bolt(M11)》!もちろん即本体へ打ち込んでトロンのライフは6→3へ。先の決断が命を救ったトロン側はエンドに《ウギンの目/Eye of Ugin(WWK)》を起動するが手に入れたのは《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn(ROE)》ではなく《無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre(ROE)》。重すぎるエムラクールはサイドアウトしていたのだ。ウラモグは山を破壊し、場に残っていた《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》で殴るが、赤単のライフは17点→13点になっただけで勝負は次のターンまで決まらない。
再び帰ってきた赤単のターンに息を呑むギャラリー。ドローが火力だったら赤単の逆転勝利、それ以外ならトロン側の勝利である。
ここでトロンのシミズさんが一言。「カード叩きつけちゃって下さい。」
うなずくワダさん。そしてドローが叩きつけられる!
《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental(CON)》
ガッツポーズのシミズさん。がっくりのワダさん。
青白ウルザトロンのシミズさんがプロツアーへの権利を得ました。おめでとうございます。
ちなみにネクストドローが《裂け目の稲妻/Rift Bolt(TSP)》でした。正に紙一重ってところですな。決勝にふさわしい熱い勝負が見れて私も満足です。
やっぱりモダンは面白い!また参加したいな。開催自体なかなか無いのが厳しいけど。
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