参加人数は37人で予選ラウンドは6回戦となった。
使ったデッキは以下のとおり。

『赤緑ステロイド』
<メインボード>
10 山
4 森
4 カープルーザンの森
4 樹上の村
1 ペンデルヘイヴン

4 大いなるガルガドン
4 モグの狂信者
3 モグの戦争司令官
4 タルモゴイフ
2 包囲攻撃の司令官
4 獣群の呼び声
3 野生語りのガラク
4 タール火
4 火葬
3 裂け目の稲妻
1 ロクソドンの戦槌
1 嵐の束縛

<サイドボード>
3 真髄の針
4 脅しつけ
2 原基の印章
2 クローサの掌握
2 クァーグノス
2 溶鉄の災難

以下レポート。

1回戦 VS 赤黒ゴブリン
1戦目、ガルガドン待機からスタート。相手は「節骨の魔女」からスタート。こちらは「火葬で」魔女を焼きつつ「タルモゴイフ」×3で序盤は攻勢。しかし「包囲攻撃の司令官」を出しあったあたりから場が膠着し始めたので本体を焼きにかかる。ガルガドンも場に出てなんとか場は大丈夫かと思いきや「不敬の命令」X=5で「タルモゴイフ」が-5/-5で除去され、「大いなるガルガドン」は墓地から釣られた「叫び大口」で除去される。まずいかなーと思いきや「タール火」で本体を焼き切って勝利。
2戦目、相手の土地が「山」2枚で止まる。こちらは普通にモグ、タルモ、コールと並べて殴って勝ち。

2回戦 VS 青黒ピクルス
1戦目、序盤の土地が2枚で止まってしおしお。「タルモゴイフ」も「誘惑蒔き」でコントロールを奪われてじわーっと窒息死。
2戦目、序盤から必死に生物を出して押す。うまいこと「樹上の村」×2も引けてとにかく押す。「ザルファーの魔道士、テフェリー」を出されるが3/3攻撃とキッカーつき「溶鉄の災難」で除去。しかし「剃刀毛のマスティコア」を出されてじわじわと尻すぼみ。が、相手も手札の枚数が厳しいので必死に粘る。最後は「包囲攻撃の司令官」を出してなんとか削り切って勝利。
3戦目、2戦目と同じような展開になるが緑マナが「樹上の村」1枚しかなくて非常にマナが厳しい。手札に「野生語りのガラク」×2があり今なら通るという場面が何度かあるも2枚目の緑マナが引けずに押し切れない。緑2マナが出ないままじんわりと押し返されてションボリな負け。

3回戦 VS 赤単ビートダウン
1戦目、「モグの狂信者」からスタートするも、相手が「ミシュラのガラクタ」等を駆使して「嵐の精体」を3/3で場に出したり「ギャサンの略奪者」を5/5にしたりと結構厳しい序盤。しかしうまい具合に「獣群の呼び声」×2を引けて場が膠着し、相手の生物を火力で焼いて象トークンで押して勝利。
2戦目、相手が土地事故死。

4回戦 VS 青白緑ブリンク
1戦目、1マリガンスタートからも必死に押すが、「エイヴンの裂け目追い」×2を「一瞬の瞬き」×2で火力をかわされつつ使い回されてしまう。空から殴られつつライフゲインされてぐんにょり。負けた時は16点も回復されて相手のライフは28でした。
2戦目、こちらの土地が2枚で止まってションボリ。その間相手は「一瞬の瞬き」×3を使って「熟考漂い」「裂け目翼の雲間を泳ぐもの」「エイヴンの裂け目追い」を使い回しまくり。ゴリゴリ8ドローされ、8ライフ回復され、3回バウンスされて空から殴られて負け。

5回戦 VS 青白緑スリヴァー
1戦目、相手に「宝革スリヴァー」出されて驚く。スリヴァーデッキは速度で間に合うのか?と思いつつ序盤からビートダウンしていたら、相手が「根の壁」置いてから「野生のつがい」を4ターン目に置かれてから形勢が逆転。「反射スリヴァー」が「増力スリヴァー」をつれて来ていきなり4/4が場に2体並び、「心霊スリヴァー」が「念動スリヴァー」をつれて来てもうしおしおな状況に。以下スリヴァーがお友達を連れてくる状況に耐え切れるはずも無くフルボッコにされて負け。
2戦目、序盤から相手の「宝革スリヴァー」「根の壁」を丁寧に除去して展開を遅らせつつ「タルモゴイフ」「獣群の呼び声」で攻勢。相手が「野生のつがい」を置いたターンでフルアタック&本体火力で焼き切って勝利。
3戦目、相手は土地が厳しい状況。2戦目と同じくマナ生物に火力を撃ってがんばり、相手の「連合の秘宝」を「原基の印章」で割ったら「タルモゴイフ」×2が5/6になったのでそのまま押し切って勝利。

6回戦 VS 黒緑タルモ&ガラク
1戦目、お互いに序盤から「獣群の呼び声」「タルモゴイフ」「樹上の村」らを並べて殴り&除去のし合い。3枚目の「獣群の呼び声」を引いたこちらが数で押す。ここで実は本日初登場の「野生語りのガラク」&「嵐の束縛」で勝利。やっとガラク場に出せた〜。
2戦目、1戦目と同じような展開。しかし相手の「野生語りのガラク」を「タール火」×2で除去するも、2枚目を出されてやばい状況に。こちらはガルガドンや象トークンで耐えるがガラクのオーバーラン能力で蹂躙されて負け。
3戦目、序盤からの象トークンを巡る攻防や、相手の「戦慄」やらこちらの「大いなるガルガドン」やらを巡る除去合戦に凄く、ええ、二人とも物凄く集中してました。制限時間も忘れるほど……。
ジャッジの「今何ターン目なんですか?」の声で二人とも「「は?」」。とっくに延長ターンに入っていたそうです。おそらく7〜8ターン前くらいに。引き分けということで最終戦終了。

結果、3勝2敗1分けの10ポイント。前年に引き続き11位でした。
最後が不完全燃焼だったので、後一歩届かなかった悔しさがあるなあ。とりあえず賞品4パックもらいました。

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さて、愛媛県選手権のTOP8は以下のとおり。

1位 マツシタ氏 青黒ピクルス(2回戦の相手)
2位 ムカイ氏  黒緑ビートダウン
3位 ホンダ氏  赤緑ステロイド
4位 ミウラ氏  青緑スクリブフォース
5位 ウエダ氏  青白緑ブリンク(4回戦の相手)
6位 ツムラ氏  白単キスキン
7位 ワキサカ氏 白単コントロール
8位 オカベ氏  赤黒ゴブリン

デッキリストは主催のたちおさんの10/28の日記でどうぞ。
『たちおの仕事ごとごと』
http://diarynote.jp/d/37117/

中々バラエティーに富んだ面々。現環境はどの色にもチャンスのある感じです。
1位のマツシタ氏は会場で数少ないカウンター&ロック型のデッキ。新規加入の「思案」「渦巻沈め」で序盤をしのぎつつ土地を並べ、これまた新規加入の「誘惑蒔き」「謎めいた命令」で中盤以降のアドバンテージを稼ぎます。「誘惑蒔き」+「ヴェズーヴァの多相の戦士」とかエグかったです。
2位のムカイ氏の黒緑は手札破壊は少なく除去と殴る生物で押す構成。「滅び」後に「樹上の村」やトークンで押します。
3位のホンダ氏は「ラノワールのエルフ」「極楽鳥」から「獣群の呼び声」「トロールの苦行者」「野生語りのガラク」「包囲攻撃の司令官」をテンポ良く出して押す構成。「大いなるガルガドン」はいますが「モグの戦争司令官」はいません。ちなみに去年の優勝者であります。
4位のミウラ氏は従来のスクリブフォースに「野生語りのガラク」を加えた構成。生物を出しつつ土地を起こしてカウンターを構え、生物並んだらオーバーランとガラクが非常にデッキにかんでます。
5位のブリンクは新しい仲間「熟考漂い」がエロいです。想起で出して瞬いたら4ドローして場に残ったりします。
6位のキスキンは白単。やっぱり安定性が重要なのか?
7位の白単コントロールは昨今のビートダウンをパクパクです。
8位のゴブリンも部族シナジーのデッキ。「ボガートの汁婆」が場に残れば勝ったも同然。ほぼ全ての墓地のカードが再利用できます。「タール火」とかも拾えるのが強いですな。

さて、1位VS8位、2位VS7位、3位VS6位、4位VS5位でトーナメント開始。
と、思いきや7位のワキサカ氏が諸事情によりドロップして2位のムカイ氏勝ちあがり決定。
1位VS8位は、1戦目に「塩水の精霊」+「ヴェズーヴァの多相の戦士」のロック、2戦目に「剃刀毛のマスティコア」+「ヴェズーヴァの多相の戦士」の10点パンチで青黒ピクルスが2−0で勝利。
4位VS5位は、スクリブフォース側が土地1枚しかないのにマナ生物4枚、「スクリブのレインジャー」×2、「オーランのバイパー」×2を出して攻勢。「幽体の魔力」を追加した後の「神の怒り」を「神秘の蛇」でキッチリとカウンターしてまず先勝。2戦目は危なげなく土地と生物を並べ、ガラクで土地を起こしてブリンクのキーカードをカウンターしてオーバーランというのが見事に決まって2−0で勝利。
3位VS6位はもつれて1−1で3戦目に突入。他のクリーチャーがにらみ合いの中、白単の「サルタリーの僧侶」×2とステロの「ワイルドファイアの密使」×2が殴り合い。白単が「鏡の精体」を出してここで土地を引けば5/5シャドー2体で殴って勝てる!というところで引けず、返しの密使が殴ってステロイドがぎりぎり勝利。

準決勝は1位VS4位、3位VS7位となりました。
1位VS4位は、序盤から攻勢のスクリブフォース側が要所でカウンターと「心霊破」をピクルス側に叩き込んで2−0で決勝に進出。
3位VS7位ですが、1戦目は黒緑が要所で「滅び」×2で場を流しての「樹上の村」×2でのビートダウンをかけ、「活力」を並べた時点でステロが投了。2戦目は、ステロ側がエルフ、ガルガドン待機、コール、ガラクと滑らかに場を構築。黒緑側は「ネクラタル」を1枚出したのが精一杯の抵抗。ガラクのオーバーランでステロが取り返しました。
3戦目、先手の黒緑が「思考囲い」スタート。土地3枚、「獣群の呼び声」×2、「野生語りのガラク」、「包囲攻撃の司令官」の手札からガラクを落とす。しかしステロ側は3ターン目に「トロールの苦行者」、4ターン目に「ムウォンヴーリーの酸苔」で黒緑の「肥沃な大地」つきの「沼」を壊すなど、見てないカードをプレイ。一方の黒緑は3、4ターン目の「獣群の呼び声」で2体の象トークンを出し「樹上の村」と一気に押す。が、ステロは5ターン目に2枚目の「トロールの苦行者」、6ターン目に2枚目の「ムウォンヴーリーの酸苔」と引いてきたカードで象トークンと相打ちを取りつつ場の優位を整えていく。更にこれまた引いてきた「野生語りのガラク」を置いて「獣群の呼び声」&「包囲攻撃の司令官」とやりたい放題。「滅び」の撃てなかった黒緑はガラクオーバーランで一発死。ステロイドが決勝に進出です。
ホンダ氏はなんと3年連続決勝卓に進出。一昨年は準優勝、昨年は優勝されています。実にお見事であります。連覇なるか!?

決勝は、ホンダ氏(ステロイド)VSミウラ氏(スクリブフォース)となりました。
実はこの2人は予選ラウンドで当っており、その時は2−1でホンダ氏が勝っています。
1戦目、ミウラ氏が先手、2ターン目にエルフを出すも返すターンで「火葬」されるという立ち上がり。3ターン目で「オーランのバイパー」「トロールの苦行者」を出し合い、4ターン目でこれらが相打ち。ミウラ氏は5ターン目を悩んで何もせず終了。これを見たホンダ氏は「神秘の蛇」を予測してガラクを温存しつつガルガドン待機×2。ミウラ氏は6マナ揃った時点でガラクを場に出し土地を起こしておく。ホンダ氏は誘いの「タルモゴイフ」、予定調和の「神秘の蛇」でのカウンター後、ガラクを場に出してミウラ氏のガラクを相殺。だが続くターンでミウラ氏は「幽体の魔力」「オーランのバイパー」を展開し、次ターンに殴って「スクリブのレインジャー」を出してアンタップするというデッキの基本コンボが炸裂。そのままスクリブフォースが押し切ってミウラ氏が先勝。
2戦目、先手のホンダ氏はガルガドン待機スタート。一方のミウラ氏はエルフから。ここからホンダ氏は2、3、4ターンと「樹上の村」を連続で出してエンド。この間ミウラ氏は2、3ターンに「スクリブのレインジャー」×2を出してペチペチ殴り、4ターン目に「野生語りのガラク」を置いてトークンを作成。しかしホンダ氏から火力は飛んで来なかった。5ターン目にホンダ氏は「トロールの苦行者」を土地2枚を立ててキャストするもミウラ氏は「ルーンのほつれ」で2マナの支払いを強要。次ターンのトークン攻撃でトロールはトークンと相打ちに。その後ミウラ氏は青のプレインズウォーカー「ジェイス・ベレレン」を出してドロー、ガラクで土地を起こして「オーランのバイパー」を出す。返すターンでホンダ氏は「タルモゴイフ」「トロールの苦行者」を並べるが、飛んでるレインジャー×2にペチペチ殴られてライフが危険域に突入。ミウラ氏は「スパイクの飼育係」を並べて土地を起こし、ガラクのカウンターを4つに。ホンダ氏は火力を引けず、4枚目の「樹上の村」を置いてエンド。返すターンのガラクオーバーランでホンダ氏の連覇の夢は踏み潰されました。

今年の愛媛県選手権は、青緑スクリブフォースのミウラ氏が優勝されました。
おめでとうございます。

今年もフルでマジックができて楽しい一日でありました。参加された皆さん、今日はお疲れ様でした。

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