今日は四国最強を決める戦いと言っても良い「高知最強位戦」の開催日。私は参加資格がなかったのですが、参加するuplandに引っ付いて観戦モード。参加選手には特別ゲストとして招待された森田雅彦氏と黒田正城氏が加わっており、ギャラリーの注目を集めていました。
以下、雑感。

今回の眼目はレギュレーションがミラディン先取りスタンダードなこと。一体どんなデッキが多いのかまた強いのか非常に興味のあるところ。まずはメタの出発点として会場のデッキを色々とチェック。

まず目に付いたのはウィニーの多さ。特に『ゴブリン』が一番人気で、「総帥の招集」入りのタッチ黒から赤単色のものまで一番数が多かったのではないでしょうか。いたるところでミラーマッチが多発しており、同系対策をしているかどうかが明暗を分けた模様。「黄鉄の呪文爆弾」のおかげで「銀騎士」で終了しないようになり、「忘却石」で場を流せるようになったのが福音でしょうか。
次に『白ウィニー』も数多し。基本的に単色か赤白で、単色は装備品に赤白は火力にスロットを割いていたようです。使われていた装備品は「骨断ちの矛槍」が一番多かったようですが、「黄鉄の呪文爆弾」を意識して「レオニンの円月刀」を使っていた人もいました。もちろん「浄化の板金鎧」もいましたが、それほど数はいませんでした。「栄光の凱歌」や「崇拝」のエンチャント派もいたため、かなり多様化していたように思います。変わったところでは「オーリオックの鋼打ち」を使った速攻兵士・騎士ウィニーがいて結構上位に食い込んでいました。
最終的に『赤単ゴブリン』と『ゴブリン召集』各1名がTOP8に残っていました。

次は今回の本命だった『赤白サイクリング』。特別ゲストの森田雅彦氏と黒田正城氏もこのデッキです。苦手とするパーミッションが激減し、黒コン相手でも「消えないこだま」がなくなって、「因果応報」1枚で勝ててしまうため一番の安定性を発揮していたようです。新しいカードでは「トリスケリオン」を採用したものを森田雅彦氏と黒田正城氏は使っていたようです。他にも「真面目な身代わり」を採用したものや、大量に出るマナを活用するため「猛火」を仕込んだものなどがありました。
TOP8に4名を送り込んでいる今回の勝ち組です。(森田雅彦氏と黒田正城氏はもちろん通過)

そしてTOP8に残ったあと2名は『青白パーミッション』です。「対抗呪文」を失いましたが「物語の円」で防御力が上がり、「知識の渇望」で待望のインスタントドローを得ました。捨てるアーティファクトは土地アーティファクトを採用してみたりして色々と工夫していたようです。カウンターに守られた「賛美されし天使」や「永遠のドラゴン」は正にエンドカード。面白いギミックとしては「等時の王笏」に「変態」を刻印して相手のドローを永遠に止めるというのを見ました。特に後者は相手の手札に対処カードがない場合即座に勝利に直結する危険なコンボ。黒田氏がこれにハマって苦しんでいたのを目撃しました。その時はなんとか時間切れで逃げ切ったようでしたが、時間があれば青白側が勝っていたでしょう。今後もカウンターがある限り、パーミッションが絶滅することはないんでしょうねえ。

その他のデッキでは『黒コン』がいましたが、ウィニーの速さに押し切られ、コントロールの「因果応報」で終了していた模様です。「忘却石」が即回らないとダメなようで、結構割られていたようです。「超次元レンズ」を使っての「アンデッドの剣闘士」大回転や巨大「魂の消耗」も中々決まらず、今ひとつだった感じです。
他には『エルフ』や『ゾンビ』や『カウンターバーン』に『ストーム』等がちらほらとばらけた印象でした。

最後にミラディンの瞬殺コンボである『トークンクリーチャー+「変幻の杖」+「ゴブリンの放火砲」』デッキはあまり振るわなかったようです。下位の方で色違いながらミラーマッチをしていたのが実に微笑ましかったです。コンボ自体はパーツが4マナ以下と軽いため4〜5ターンで十分成立が可能そうに思うのですが『ゴブリン』相手ではそこまで生かしてくれないし、コントロールにはコンボ成立をあっさり妨害された感じ。「変幻の杖」の起動にスタックしてトークンを除去されている場面を多々見ました。特に「ゴブリンの名手」は最大のガンだった模様。デッキはまだ出来たばかりなので、今後劇的に改良される余地があるかも。

以上、雑感でした。今回は時間の都合上、TOP8の戦いは見ずに帰宅です。
さてメタも判ってきた事だし、まずは『ステロイド』をサイドボードまで完成させるとしますかねえ。

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