(昨日の日記の続きです)

四国地区予選は、9位までが16ポイントで5-1-1が最低ラインでのオポ勝負だった模様。さて、気になるベスト8は。

1位 Oonishi氏「壊滅的な夢デッキ(仮称)」
2位 Miki氏「ミラーリの目覚め(青願い型)」
3位 Matsumoto氏「サイカトグ」
4位 Sonoda氏「赤白ランバス」
5位 Kawai氏「黒白クレリック」
6位 Noguti氏「ステロイド」
7位 Tamai氏「壊滅的な夢デッキ(仮称)」
8位 Suzuki氏「青緑マッドネス(QR型)」

見てビックリ!なんと土地破壊系のデッキが3名もいます。4位は甲信越予選で抜けたデッキと同じかな?特筆すべきは徳島勢が持ち込んだ「壊滅的な夢デッキ」(別の正式名称はあるのでしょうか?)です。7位のTamai氏製作のこのデッキは見事2名をベスト8に送り込んでいます。その着想、構成、メタの読み具合に脱帽です。

さて、1位と8位、2位と7位、3位と6位、4位と5位が四国地区代表の椅子を賭けて一発勝負!
非常に熱く見応えのある勝負が繰り広げられました。

最初に決着したのは1位と8位卓。
マッドネス側が「入念な研究」からルートワラ&FBスペルを墓地に叩き込むというスタートを2度決めるなど圧倒。速攻で出てくるタフネスが大きいワームに「壊滅的な夢」はふるいませんでした。3−0でマッドネスがストレート勝ちし、徳島勢からはため息が。

続いて2位と7位卓が決着。
こちらはTamai氏が「壊滅的な夢」デッキ製作者の意地を見せ、3−1でWakeをランバスの海に沈めました。最もギャラリーの付いたこの卓では勝負が決した瞬間、大きな拍手が。徳島勢は大いに沸きました。
「土を食うもの」を出して「壊滅的な夢」で場をキレイに流すというかつての「平等化デッキ」のような動きをするこのデッキ。いずれ某所にレシピが載るでしょうが、その時はサイドボードに刮目!私はそのサイドボーディング戦略を伺って感動しました。(・∀・)カコイイ!
Tamai氏は去年も「平等化デッキ」で予選を抜けているそうです。「土を食うもの」は氏のラッキーカードでしょうか。

残る2卓は接戦!いずれも2−2から最終戦に縺れ込みました。

そして、4位と5位卓が決着。
死んでも死んでも蘇るクレリックデッキVS「賛美されし天使」or「猛烈に食うもの」+「燎原の火」が決め手のランバスデッキで、お互いにメタ外の手さぐり勝負といった感じ。だが、「星の嵐」「神の怒り」VS「腐れ肺の再生術師」「邪悪な岩屋」とか、クレリック側の「聖なる場」(サイドに入っていたのがまたスゴイ)をランバス側が「燃え立つ願い」からの「浄化の瞑想」で割ったりとか、普段見かけない内容ながらも実に熱い攻防戦。
そして迎えた最終戦。ランバス側はクレリック側の色マナが出る土地をすべて破壊しながらも、「萎縮した卑劣漢」にビートダウンされて残ライフ4。もちろん墓地のソーサリーはキレイになくなっており、「猛烈に食うもの」は役に立たない。ここでランバス側が気合の変異召喚。もう誰が見ても「賛美されし天使」なのは間違いない。一方のクレリック側は黒い除去が手札にあるも使えない状況。運命のドローは……ランバス側に味方した!クレリック側は苦渋の表情でアタックするが、当然ブロックはされずにランバス側のライフは2。それは遠い2点だった……。
次ターン、変異解除された天使が空を駆け、ランバス側が苦境を脱出!正に大逆転で「赤白ランバス」が甲信越予選に続き3−2で予選を突破。

最後に残ったのは3位と6位卓。
「サイカトグ」VS「ステロイド」という、こちらは正にメタ真っ只中で、がっぷり四つの好勝負。
サイカ(6回戦の相手でしたので個人的に応援)は「霊気の噴出」「無垢の血」が除去に入っており、「行き詰まり」「集中」でドローという今時の対ビートダウンの構成。対するステロも低マナ域の速攻型で火力が多目という今時の構成。
2−2で迎えた最終戦、先攻はステロ。「ラノワールのエルフ」から「獣群の呼び声」という最速スタートも「魔力の乱れ」がそれを阻むという開始。もちろんステロ側は攻勢を緩めないが、サイカ側の除去も唸りをあげる。
丁々発止のせめぎ合いの中、勝負を決めたのは「鉤爪の統率者」!「燻し」で死んだ雑種犬分のトークン1体を連れてきた4点クロックに対する答えを求めてサイカ側は「強制」でライブラリを掘る掘る掘る……。が、見つからなかった……。
かくして「ステロイド」が代表最後の椅子をゲット!

代表となった4名の方。おめでとうございます。

Noguti氏 「ステロイド」
Suzuki氏 「青緑マッドネス(QR型)」
Sonoda氏 「赤白ランバス」
Tamai氏  「壊滅的な夢デッキ(仮称)」

ビートダウン系が2名なのはよいとして、ランバス系が2名抜けているのは驚き。これからのメタに影響を与えることになるのでしょうか?どのランバスデッキにも「燃え立つ願い」が入っており、汎用性が非常に高いのが印象的でした。
オリジナルデッキで抜けたTamai氏には、ぜひ本戦でも頑張って欲しいです。

以上、四国選手権予選レポートでした。
ヘタレな文章にお付き合いありがとうございました。m(_ _)m

(ああ、今年も「祭り」が終わった……。( ゜д゜)ポケー)

コメント